薬局でのコミュニケーションの重要性とは

2017年01月30日
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調剤薬局で薬を処方された際に、薬剤師から患者にその薬の詳しい説明がされます。これを「服薬指導」と言います。薬は正しく服用しないと効果を発揮しないばかりか、場合によっては副作用を起こす危険性もあります。その為、服薬指導では、薬の服用方法、お薬手帳などの情報から薬の飲み合わせの注意点、注意すべき副作用、薬の保管方法とその注意点等が説明されます。

具体的な例を挙げると、薬の服用方法では「朝、昼、夕、食後に服用」などと説明されます。飲み合わせでは、薬同士の飲み合わせが不可な物だけでなく、「シプロキサン(膀胱炎の薬)を服用する際は乳製品の摂取は避けるか、最低でも2時間空けるよう」などのように、食べ物との飲み合わせも詳しく説明されます。また、指導時には病気の状態や薬が効いているか、服用後に何か変わったことが無かったか等も、薬剤師から詳しく聞かれることがあります。

これは、処方された薬が症状の軽減に効果的かを確認したり、副作用を発見したりするのに役立っています。このような薬剤師と患者とのコミュニケーションは、適切な薬の服用を助けるだけでなく、様々な患者の情報を得ることができ、結果として間違った服用の早期発見や防止にも効果的とされています。

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